【FREE(2)】なぜ主婦たちはクックパッドに投稿するのか?

WORD PRESSのデザイン、リニューアルしました!
どうどう?良い感じじゃないですか?

せっかく皆さんに見に来ていただいているので、少しでも見易く、
そして楽しく勉強になるコンテンツにしようと必死な今日この頃です。(笑)

「ブログなんて、別にお金が稼げるわけでもないのに、なんでそんなに一生懸命?」
・・・なんて、思われている方がもしかしたらいるかも知れませんが、
「無料で誰でもアクセスできる場所だからこそ、真剣にやる」というのは、
以前どこかの記事で見た「ブログの心得」にもありました。

最近私の周りでは、やっていない人の方が珍しいぐらいになってきましたが、
「ブログ」というのは、世界最大の「贈与経済」。

書き手が読み手からお金をもらっているわけではないけれど、
書き手は、自分の考えを広めたいから、楽しいから、注目されたいから・・・といった
「お金以外の様々な理由」をもって、喜んで自分の労力や時間を提供します。

フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略/クリス・アンダーソン

¥1,890
Amazon.co.jp
  1. 内部相互補助
  2. 三者間市場
  3. フリーミアム
  4. 非貨幣市場

 

この「贈与経済」、
FREEで紹介されている経済モデルの中では、「非貨幣市場」と呼ばれるもの。
これについて筆者のクリス・アンダーソンは興味深い言葉を残していました。

それを「仕事」と呼ばなかったのは報酬をもらわないからだが、
私たちが他人に無償で助言をしたり何かしてあげたりするその行為の一つ一つは、
違う状況では誰かが仕事にしているかもしれないことなのだ

FREEの書籍内ではこれを「贈与経済」と定義していましたが、
これは、タダで提供されているものの裏にある【無償の労働】を意味しています。

普段何気なく利用しているWikipediaや
Yahoo知恵袋などのQ&Aを投稿するサイトもそうですよね。
本や映画のレビュー投稿サイトでも同じことが言えるかもしれません。

そしてタイトルにもある「クックパッド」・・・
すでに時価総額は286億9300万円を超え、抱えているユーザー数は1500万人。


この莫大な価値を持つクックパッドに、あらゆる有益な情報を与えて、コンテンツを豊富にし、
「つくれぽ」と呼ばれるレビューを盛り上げサービスの水準を向上させているのは、
もちろん、クックパッドの社員ではありません。
「無償で労力と知識を提供した」一般のユーザーたちなのです。

FREEの著者であるクリス・アンダーソンは、この「非貨幣経済」を、
マズローの欲求階層説に基づいて解説しています。

(マズローの欲求階層説って何?という方はコチラ

マズローの提唱する5つの欲求階層では、
ひとたび食べ物や水などの生理的欲求が満たされると、
次に安全(安定)を求め、愛と所属(チーム)を求め、尊敬されたいという欲求があり、
最終的に「自己実現の欲求」があるということ。

そしてそれらは段階的に進んでいくものだと、定義していました。

クリス・アンダーソンは、これと同様の段階構造が
無料で提供されている「情報」にも当てはまるといいます。


ひとたび基本的な知識や娯楽への欲求が満たされると、
最終的には私たち自身が情報をいただくだけの「消費者」という立場から、
能動的な「作り手」へと変わっていく・・・

すると私たちは、自分たちが得意とする知識などを、誰かに教える、
伝える、といった創作に対する「精神的報酬」を求めるようになります。

(こういった要因は、「注目経済」や「評判経済」などと呼ばれるそう)

「精神的な報酬」なんて言われると、ちょっぴり分かりにくいですが・・・
例えばWikipediaでは、自分の得意とする項目の知識を
自由に書き込めるようになっていますよね。

またクックパッドでは、自分が投稿したレシピに対して、
沢山の人が「このレシピで作ったよ!」と写真付きで感想を投稿できる
”つくれぽ”というコーナーが盛り上がっています。

(レシピのつくり手からすると、この”つくれぽ”が多ければ多いほど、
沢山の方に支持されていることが分かり、
まるで自分がカリスマ主婦にでもなったような気分が味わえますよね)

そこに時間を費やしたからといって、お金がもらえるわけではありませんが、
ただ単純に、この分野に詳しい自分が誰かになんらかの知識を与えた!
自分による記述がWikiという「百科事典」の中で使われた!
そんな事実に、お金以上の喜びがある・・・

 

 

以前、「楽天レシピはなぜクックパッドに勝てないのか?」
という記事も紹介させていただきましたが、
楽天レシピが「レシピ投稿につきポイントを付与サービス」と
大きなキャンペーンを打ち出しても、
主婦たちの心が揺さぶられることはないようでした。

なるほど・・・。
マズローの欲求階層説を辿って考えると、
クックパッドに主婦たちが報酬なしでも喜んで投稿することは、
給料のための仕事以上に彼女たちを幸せにしてくれているわけですね。

しかしもちろん、専門性のあまり無い情報であることは事実なので、
自分より未熟な全くの素人が書いているかもしれないし、
個人の見解に偏ったことを事実として書いている可能性もあります。

実は、信頼できない可能性のほうが高いぐらいですが、
それでも多くの人がその情報を頼りにしたり、
各企業が「書いてください」と頼みこまなくても、勝手にコンテンツは増えていく・・・
それによって人は勝手に集まり、広告料で利益が生まれる。

もちろん私たちも、そんなサイクルを分かっているのに、
それでもあの場に情報提供する人が後を絶たないのは、
マズローの言「尊厳の欲求」や「自己実現の欲求」が私たちの気付かぬところで、
一番強く働いているからなのかも知れません。

【無料からお金を生み出す新戦略】・・・
それは、私たち消費者の潜在的な意識が生み出したもの。

本日は、経営学を通した心理学のお勉強でした。(笑)

 

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