有名企業から学ぶ;ミッションとビジョンの違い

おはようございます!田中です。
私事ですが、昨日から”自分スケジューラー”なるものを作成しています。

自分自身のミッションに基づいて、
どのような目標をどれくらいの時間軸で叶えていくか?というのを
中長期的にスケジューリングするこの作業。

きちっとスケジュール通りに動くことが大事なのではなく、
「いつかできたらいいな・・」と思っていることを具体的な動きにまで落とし込んで、
自分のこの先2年ぐらいの人生のチェックポイントにフラグを立てることが目的。

これまで自分のスケジュール感は、
超短期(1ヶ月単位のTo Do List)と長期(5年後の目標)の二つしかなく、
その間をつなぐポイントがありませんでした。

これではいけない!と思い立って始めた作業なのですが、
自分のミッションを思い出しているときに、ある疑問にぶつかりました。

 

”Mission”と”Vision”はどう違うのか?

 

まるで言葉遊びのようですが、そもそもこれら2つの言葉は違うものを指しているのか?
それとも同じことを言い方を変えて表現しているだけなのか?
企業は”ミッション”と”ビジョン”、両方を持っているものなのか?

イメージ的にVisionはMissionよりも大きなことを目標として掲げているように感じますが、
もし、”あなたの会社のミッションとビジョンを教えてください”と言われたら、
きちんと区別して説明することが出来るでしょうか?

改めて勉強しなおすために、
私がかなり苦戦したこの一冊を久しぶりに取り出しました。

Jay.B.バーニー先生の【企業戦略論】です。

 

企業戦略論【上】基本編 競争優位の構築と持続/ジェイ・B・バーニー
¥2,520
Amazon.co.jp

 

(この本、本当に難しかった・・・未だに苦手な一冊です。笑)

MBAでもテキストとして使われているこの一冊。
“What Is Strategy?(戦略とは何か) という軸に沿って、
企業のミッションを定義し、さらにそれに対するパフォーマンスを
どのように評価するか?という分析方法も紹介されています。

”VRIO分析” という言葉を聞いたことがあるかも知れませんが、
あの有名なフレームワークは、まさにこの一冊から生まれたもの!)

そんな一冊から、Missionとは何か?の質問の答えを見てみましょう。

 

 

”企業のミッション” とは何か?

 

企業のミッション(mission)とは、
その企業の根本的な目的と長期目標のことである。

このミッションは、ミッション・ステートメント(mission statement)というかたちで
文字として表現され、文章化される場合もある。

バーニー先生は、ミッションの定義を簡潔に表現していました。

それが文章として表れているところも、そうでないところもありますが、
別にそれをルール化することが目的なのではありません。

大事なのは、
その企業が目指しているものを従業員に理解してもらうことで、
従業員の仕事に方向性と目的を与え、さらに従業員が意思決定をするときの
”判断基準”になるように落とし込み、それによって企業を成長させることなんですね。

 

あの企業の”ミッション”は?

 

「女性の生活を向上させること」
― メアリーケイ (スキンケア・化粧品のアメリカ最大手)

「顧客に傑出したサービスを提供すること」
― ノードストローム(北米の大型デパート)

「優れた品質と価値を提供することによって顧客を満足させる」
― 3M (コーティングと接着剤)

これらの企業のミッションを見てみると、
ミッションは、”企業の核となる価値観” であり、
どうやって目標を達成するのか?という部分までは触れていませんよね。

しかし、ナイキのミッションは逆に、

「(わが社のミッションは)人々の生活を豊かにする製品やサービスを通じて、
株主の利益を最大化することである」

・・・と。
誰かをワクワクさせるようなミッションでないことは、一目瞭然です。

 

 

ミッションの達成から”ビジョン”は生まれる?

 

では、タイトルにもあるミッションとビジョンの違いというのは、
どのようにして生まれたものなのでしょうか?


バーニー先生の一冊では、以下のように紹介されています。

企業のミッションやミッション・ステートメントが
企業行動に与えるインパクトはきわめてばらつきが大きいため、
ある研究者は「企業のミッション」と「企業のビジョン」を区別すべきだ、と主張している。

彼らによれば、このビジョン(vision)という概念は、
すべての行動がミッションに基づいているような企業にのみ適用されるものである。

つまり、核となる価値観(ミッション)を達成した企業だけが、ビジョンとして、
その先の大きな社会貢献を掲げることができるのではないか?という考え方。

そして、ここで言う「ミッションを達成した企業」というのは、
まさに”ビジョナリーカンパニー”と呼ばれるものですよね。

 

ミッションは外部ではなく、内部に伝えるもの?

 

先ほども少し書いていましたが、
ミッションというのは従業員に働く目的を与え、
その企業内で何かを判断するときの判断基準となることが必須。

つまりまとめると、そもそもミッションというのは、
表向き(外部へ発信するもの)というよりは、
内部(企業全体や従業員)に浸透させる必要があるものなんですね。

それに対して、ビジョンは、
そのミッションを達成することによって目指す世界観
内部に浸透させるのではなく、外部に見せるためのものなのかも知れません。

企業のビジョンとミッション・・・
私はバーニー先生の考え方に基づいて、こんな風に区別してみました。

たとえば日本企業 サイバーエージェントの場合、
ビジョンは「21世紀を代表する会社を創る」とし、
さらにミッションの前置きには以下のように書かれています。

(サイバーエージェントのミッションとは)
サイバーエージェントのビジョンである【21世紀を代表する会社】というゴールを、
社員が共に目指すための 基本的なルールです。

このルールを守り、社員ひとりひとりが主体的に動いて、大きなゴールを目指します。

なるほど。
このケースを見れば、いかにこの二つが違う視点を持っているのかがよくわかりますよね。

もちろんこれは私なりの考察なので、
100%正しい意見ではないかと思いますが、
自分の中でこの区別をするとスッキリしたので、本日のブログにまとめてみました。

ミッションやビジョンに基づいた戦略を見直すためにも、
一度、自社のミッションとビジョンを、再確認してみるのも良いかも知れません。

長くなりましたが、最後まで読んでいただき有難うございました!

 

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